アベ食う寝る123 100の好きを集める。

硝子のこと。

最近、硝子が好きでね。


きれいだなー。って思う。

*

陶器も、磁器もすきなんだけど、
最近は、硝子にらぶずっきゅん。

買うのは、ふたつ。
きりがないから、同じ種類でそれ以上は買わないんだけど、
すきだと思ったのは、ふたつ。

*

すきなものの輪郭みたいなのが、
自分でわかるようになってきて。

あれが欲しい、これが欲しい、わたしはわがまま。
小悪魔じゃないわ、大魔神ぶーよ。
かかっておいで、負けないから。

さっぱりしてるって言われるけど、
それはカメレオン。
私と恋愛すると、寿命縮むよ。

*

硝子のふちのはかなさを触ると、
夏よ。夏よ。夏よ。って思う。

硝子のふちに満ち満ちた、
麦茶の海はやっぱり夏ね。

*

まーちゃんが煮た花梨のシロップは、
鮮やかなピンク色だった。

熟れ足りない実、あんなにそっけない色で
包丁やってやんぞ、ってくらい硬いのに、
なんだ、あのピンク。
煮たらピンクってなんだ。

うっとりするような、
こってりした、溶けるみたいな、ピンク。
私、溶けちゃいたい。みたいな、ピンク。
私、溶けちゃうかも。みたいな、ピンク。

そっけない中にある、口紅みたいな紅い種が
シロップをピンクにしたらしい。
あざといな。
やるな、お主。 我、見習う。

そんな女の子になれたら、大した苦労もないだろうに。
ちがうな、苦労があるから間違った薬飲んだりするのか。

*

少し前、ゆかさんに
『 ゆきちゃんは、パッと見マシュマロなのに、
おいしいおいしいってやわらかいところを食べてくと、
中に鉄の塊が入ってるよね。』って言われた。

逆花梨じゃねーか。
それが私か。

*

ひとつ選ぶって難しい。
ひとつしか選べないときは、もうひとつを選ばないってことだと思うと尚更ね。

でも、思うに、
結局は、なんでもすきを選んだらいいと思ってね。
最近、そう思ったら、良い感じよ。
そして、すきだけ集めてったらなんでもうまくいく。
(って、気がしてる。)
楽しいから。楽しむから。
あなたにも、伝わるから。

すきだけ集めて生きるんだ。
生きるんだ、ぴょーん!

*

卵かけごはん。

元気が出ない朝だったから、カレーよね。って思ったら、
ふーが私と同じものを食べろ食べろ言う。

卵かけごはんは、食った気しないから嫌なのよ。
「噛むな。」って言うの。卵かけごはんが、私に。

ごはんに、カツカツ溶いた黄身白身を流して、
醤油をぴょー。 ぴょっぴょ、ぴょー。

醤油がしょっぱかったり、卵の味しかしないとこがあったり。
最近そういうのが、すき。
全部がまんべんなく同じ味って、気持ちが悪いな。

*

カレーは、薬だと思う。

クミン
スターアニス
クローブス
カルダモン
シナモン
ターメリック
カイエンペッパー
コリアンダー

ちちんぷいぷい、食薬食薬。

*

少しのターメリックとクミンで米を炊く。
黄色い、可愛い、惚れる。

トマトたっぷりのカレーには、レモン。

自分のすきなものを作れるって、魔女。
それはやっぱり、ちちんぷいぷい。

今年最後のヒュッゲトークという名の薪ストーブ体験会では、
カレーでも作ろうか。

ありがとう、と、あいしています、と、
すきだから、を、スパイスに代えて。

スパイス、スパイス、どんぶらこ。
私の舟に乗って行け。

*

2020年は、やりたいことを、やるよ。

まりさんの、間借り本屋じゃないけれど、
私もモデルハウスを間借りして、間借り図書館をやるんだから。

図書委員会委員長になろう。

女子クラブとか、こども料理教室とか、
ヒュッゲトークという名の薪ストーブ体験会のときくらいしか
開館しないかもだけど、
いいじゃない、私の図書館だもん、私の好き勝手で。

好きを、100個。
100の好きを、集めるよ。

 

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