スペースと習慣の話

新年明けましておめでとうございます。

本年は5Sを強く意識して仕事に取り組んでいこうと思っております。

 

唐突に5Sと言ってみましたが、

5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「習慣 (躾) 」の頭文字のSをとったもので、よく企業の経営管理手法

として取り上げられており、Rootsはこれに「安全」のSafetyも加えて、「5S+1S」で取り組んでおります。

年始に、心新たにこの5Sへの取り組みを強化していこうという意識を高めていたところでした。

 

そんな5Sについて色々と考えていたときにふと、『テーブル理論』なるものを思い出しました。

それは、

「机上の面積に応じてモノが溢れてくるという現象のことで、机の上が狭くモノで溢れてしまっているので広々と作業ができるように机を大きなものに交換したとします。初めは大きな机になったことで悠々と仕事に取り組むのですが、しばらくするとその大きな机の上もモノで溢れかえるようになってしまい、以前の小さな机で作業していた時と同じ状況になってしまう」

といった現象のことです。

とても面白い現象だなぁと思う反面、これは、余ったスペースがあるとついついモノを置いてしまったり、スペースの総量が増えたことで何でも身近に置いてしまうという、5Sでいうところの「習慣」が関係する現象なのかなぁと思ったのでした。

 

「習慣かぁ。。」

「そうか、でも逆に習慣次第では、快適さや作業効率にスペースの大きい小さいは関係ないのかな、そういえばスポーツの強豪校なのに体育館やグラウンドが小さいなんて話は結構よく聞くなぁ」

「家でも、大きいお家にお住いの方が、空き部屋が全部物置になってしまっていて整理がつかなくて困っているんです。なんて話も聞いたことあるなぁ」

 

とかなんとかと、“スペース” と “習慣” について考えてみるのはとても面白いなぁと思った2022年の仕事始めでした。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

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実はこのテーブル理論には続きがあり、

ある有名な会社の経営者が、事務所が狭くモノで溢れていたので、思い切って身の丈に合わないほどの大きな建物に事務所を移転したそうです。するとそれまでは来なかったような大きな仕事がたくさん舞い込むようになり、せっかく大きくしたのに以前と同じように手狭な事務所になってしまったというのです。

大きくしたら大きくした分だけ新たな何かが舞い込んでくる。という素敵なこともあるようです。

 

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