アベ食う寝る122 誕生日には、飛び鉋。

器を買った。

まだまだ誕生日weekってことにして、
器を買った。


飛び鉋。

*

そーゆー器があるのは知ってたけど、
なんだこれ、よくわからんな。って思っててね。

やちむんみたいに、
あぁ、好きだ。とも思わなかったし、
なんて言うか、そのひとかきひとかきに背中がさわさわするみたいな。

*

でも、そうじゃなくってね。

なにがどうで、こうなって、
なにがなんで、それがどうした。って言うのを
話してもらったら、
あなたが、すきよ。って思ったわ。

*

早く、天ぷらが揚げたい。
この大皿には、天ぷら。
れんこんと、なすと、えび。

*

台の上に、飛び鉋の八寸皿を並べてもらって一枚選ぶ。
飛び鉋のかきあとに目が回る。
一枚一枚、色が違う。
白とクリームと、灰色と、緑に見えたり。

大きく薄く焼くのは難しいそうで、
考えてみればそりゃそうなんだけど、
一枚一枚、少しずつ歪んでる。

歪んでて、きれい。

それがちゃんと人の手のなかにあったことがわかって、
なんかそれが、すごいと、思った。

*

器が好きで、
気が狂ったみたいに集めるときもあるんだけど、
そこにどうでも良いものはなくって、
「私は、これがすきです。」って言って、
使っていく責任も含めて、
お金を払うってことがすごく気持ちいいと思った、

昨日。

*

理由を聞けば、好きになる。ってあるよね。

Rootsの家が私にとってそうみたいに、
でもそれって、話そうと思ってうまく話せるもんでもないし、
ましてや、自分のなかに実感がないものは、
結局はどこまで行っても、ひとのもの。

*

最近仕事で、(珍しいわよ、この私が仕事の話よ。)
見学会をどうやろうか、とか。
モデルハウスに少し読めるものを置こう、とか。
色々考えることをやってるんだけど、

伝えるって、難しい、仕事ね。

*

昨日までの構造見学会には、
その現場の大工さんに話をしてもらったの。

すごいね、大工さんて。
惚れるわ。

*

工務店で働いてても、
私が柱建てて、床板をばすんばすんはったりできるわけじゃないから、
実際に現場で形にしてる人の温度のある話は、
私には、できない。

本当に核の、真ん中の部分は、
本当にそこで触って、力を込めた人にしか話せないことだから、
今回みたいに大工さんの話を聞いてもらえたことは、
本当に、自分たちの企画ながら、本当に良かったと思うわ。

*

そうそう、もうひとつ。

久しぶりに、仕事で文章を、書いてるわ。

モデルハウスのあちこちに、
私たちの建てる家ってなんじゃい。ってことを書いてるから、
見てみてね。

ほんとは、もう少し、
もうちょっとよくしたいんだけど、
書けるときに書いて、書いては貼るから、
見てみてね。

 

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