暮らしということを考える時に、一番影響力を持つのはやはり敷地です。建築は建ててしまった後は基本的には動かすことが出来ないので、敷地は暮らしを支える全ての根幹になります。敷地が良ければそれだけで魅力的な住宅になる可能性が大きいです。工務店が敷地を自由に選ぶという機会はそうそうないので、敷地選びはお施主様の一番大事な仕事の一つと言えます。
住む場所を選ぶということについて、私にも経験としてあるのですが、
学生時代に賃貸のアパートを探す際に、毎回不動産屋の受付カウンターで「間取りが1DK、面積は〇〇㎡以上、駅から〇〇分くらいで、スーパーが近くにあって、家賃がいくらくらいで」というように、不動産屋さんが掲げる既成の条件だけで自分が暮らす場所を絞りこんでいってしまい、まぁそういうもんか。。しょうがないか。。というふうになってしまいます。もちろん現地に内見には行くのですが、実際のところ日当たり環境はどうなのか、騒音環境はどうなのか、災害の可能性はないか。 などなどその内見時の一瞬では判断がつかないようなことも、まぁ大丈夫か。。となり、それで済まして決めてしまったことがほとんどでした。
賃貸の場合でしたらそれでも仕方ないか。。とは思えるのですが、もし住宅を新築で建てようと考えるときには、自分は何を最優先に暮らしをつくっていきたいのか、どんな暮らしがしたいのか、利便性を優先するのか、環境にこだわるのか、などなど、すごく悩むんだろうなぁと思います。
Rootsのお客様ともそういった部分もお話ししたいなぁと思っております。
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