様々な役目を担っている窓なのですが、住宅性能という観点からすれば、小さくして断熱性能を高めるか、大きくして日射熱を獲得するか、という相反する二面性があります。そんな一長一短の弱点をうまく補ってくれるのが、窓の相棒、カーテンです。
カーテンは一般的に、遮光、防音、間仕切り、覗き見防止などの目的で窓や出入口、玄関などに吊り下げて使用する家具という扱いになり、気分の変化によって比較的容易に交換できるとても便利な代物です。
カーテン性能の一部には、
・熱が逃げないように熱移動を防いでくれる断熱カーテン
・熱は吸収せず跳ね返す効果のある遮熱カーテン
・音を遮る効果のある遮音カーテン
・光を遮る遮光カーテン
・窓の結露を抑える効果のある結露防止カーテン
などがあり、うまく利用すれば窓の性質の弱点をうまく補うことができます。
ただやはり、カーテンも性能だけでチョイスしてしまうと、お部屋の雰囲気を台無しにする残念な感じになってしまうことが多々あるため、性能以上に質感や色味、素材、サイズ感、肌触り、光の透過率、風を受けてのなびき方、等々優先する大事な要素がたくさんあってとても難しいです。
カーテンはお部屋の印象に大きく影響する存在感の強いものなので、必要な性能も考慮しつつ、本当に気に入ったものをシーズンごとに交換したりしながら、大切に長く使えるというのがカーテンのベストチョイスなのかなぁと考えています。
コメント