先日、会津地方のある古民家に現地調査のために行ってまいりました。

街のメイン通りに面するその古民家は、以前商店を営んでいたようで道路に面して ”みせ” を持っていました。

内部の間取りも面白く、天井高の低い二階が吹き抜けで一階と繋がっており、

ある種、大きなワンルームにもなり、建具で仕切れば各個室をいくつも作り出すことが可能です。

敷地内には庭もあり、その庭に対して、道路から庭のためだけの木扉が設けられておりました。

街に対して ”開くみせ” と ”閉じる庭”、内部に ”大きなワンルーム” と ”仕切られる個室”

自己の敷地内で職住が一体しており、庭という ’自然環境” も持ち合わせています。

これは、この古民家が特別なものではなく、この地方のこの時代ではよくあった生活様式です。

 

ふと、現代人のライフスタイルを思い出してみると、なんて豊かな家なのだろうと思ってしまいます。

まさに今、職住一体のライフスタイルが求められ、アウトドア人気も根強いものがあります。

この古い古民家の生活様式が、むしろ現代ではとても新しいライフスタイルなのではないかと思ってしまいます。

 

しかし、どうしても時代遅れな部分もあります。

それは、住宅設備や断熱性能、IoTの部分です。

そこは素直に負けを認めます。

 

この古民家がどのように生まれ変わるのかを考え、ワクワクする現地調査でした。